「大学生の間に何か挑戦したいけど、何に挑戦したら良いか分からない!」
「思い切ったことにチャレンジしてみたい」
そんな人にオススメなのがフルマラソン!
体一つでチャレンジできます。
筆者は先日フルマラソンに挑戦し、改めて走る楽しさを知り、自分の強みや弱みに気づくことができました。
そんな筆者の経験から、今回は大学生がフルマラソンに挑戦しておいた方が良い理由について解説します。
フルマラソンに挑戦すると人生が変わりますよ!
フルマラソンに挑戦しておいた方がよい理由
大学生がフルマラソンに挑戦しておいた方がよい理由は2つあります!
- 自分の弱さに向き合うことができる。
- 今までに味わったことのない達成感を味わうことができる。
つらいのは当たり前
フルマラソンは己の身一つで自分と向き合えるシンプルな競技。
走っていると、何度も何度も自分の弱さと戦うことになります。
「つらい、、!」「もう走りたくない、やめたい!」と自分の限界が訪れますが、そのたびに自分を奮い立たせ、前に進み続けます。
普段の生活の中で、自分の弱さと向き合う機会はどれだけあるでしょうか?
大学生はバイトをして大学に行って、自分と向き合う時間も少ないと思います。
だからこそ、自分に向き合う時間をつくる必要があります。
フルマラソンはその絶好の機会です。自分の弱さと向き合い、乗り越えてこそ、強い人になれますね。
走りきった人しか分からない
自分の弱さに打ち勝ち、ゴールに到達できると、自分が知らない今までに味わったことのない達成感を味わうことができます。
フルマラソンに挑戦して得た成功体験は、自分に自信をつけることができ、別の挑戦にも生きてきます。
たとえゴールに到達できなくても、自らが走った軌跡は努力の証であり、必ず次の成功への糧となります。
完走できなかった悔しさは残りますが、その悔しさも次の挑戦にぶつければいいのです。
完走できてもできなくても、フルマラソンを経験することは自分を成長させることができ、また新たな挑戦をしようと思えるきっかけにもなります!
ハーフマラソンとフルマラソンの違いは?
これからは、「いきなりフルマラソンは自信がないからハーフマラソンにチャレンジしてみよっかな~」と思っている人に向けて、ハーフとフルの違いについて解説していきます。
ハーフマラソンとフルマラソンの違いは距離だけではありません。両方走ってみた筆者だからこそ気づいたことを紹介します!
ハーフマラソンとフルマラソンでは、きつさの種類が異なります。
ハーフマラソンはフルマラソンよりもペースが早いため、体力的にきつい競技です。
一方で、フルマラソンはハーフマラソンの2倍の距離を走るため、身体的にきつい競技です。
一般的にフルマラソンできつい状況というのは、レース後半の身体疲労、特に脚の疲労と戦いながらゴールを目指すことを指します。
自分の全身体に鞭を入れながら、疲労困憊でゴールした瞬間の圧倒的な達成感は、やはりフルマラソンでしか感じられませんでした!
ハーフマラソンは脚の疲れより息切れがきつい。高校生の時のマラソン大会を思い出したな~。
フルマラソンはペースが遅いから息切れはあまりしなかったけど、何度も止まりかけたくなるくらい脚の負担が大きかった。
息切れは一時的だけど、脚の疲れは走った後もしばらく続いたから、やはりフルマラソンの方が身体的疲労が激しいね。
誰でもフルマラソンに挑戦できる
「自分は運動部じゃなかったけど大丈夫!?」
「走るの苦手だなぁ」
と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、気にする必要はありません。事前にしっかり準備していけば、運動が苦手でも大丈夫!
「何かをやり遂げる!」「フルマラソンを走りきる!」という強い意志さえあれば、挑戦できる競技です!自分の環境や性格を言い訳にせず、一歩踏み出してみましょう!
フルマラソンに出ると決めたらまずすること
さっそくエントリー
フルマラソンにチャレンジすると決めたら、さっそくマラソン大会にエントリー。RUNNETというサイトを開き、会員登録(無料)を行います。
このサイトでは、マラソン大会の情報を得たり、マラソン大会にエントリーしたりすることができます。
RUNNETにログイン後、自分の出たい大会を選び、エントリーを行います。大会によっては、抽選があります。
初心者だったら、最低でも3ヵ月の練習期間はほしいので、3ヵ月後以降の大会にエントリーしましょう。
無事、エントリーが確定したら次のステップへ!
ランニングシューズを買いに行こう!
当然ながらスニーカーじゃ走れません(笑) ランニングシューズを買いに行きましょう。
マラソンに出るなら1万円前後のシューズを買うとよいでしょう。自分の足にフィットするシューズを選ぶことが、シューズ選びに失敗しないコツです。
分からなければ、店員さんに聞いてみましょう。
あとは走る時に着るウェアが必要です。シューズもウェアもスポーツ用品店で揃えちゃいましょう!
フルマラソンに向けた練習
目標タイムを設定する
練習は最低でも本番の3か月前くらいから行った方が良いです。最初は3kmくらいから始め、少しずつ距離を伸ばしていきます。ペースは自分が楽に走れるペースでOK!
下に1kmのペースとフルマラソン目標タイムの表を載せました。
まずは自分が楽に走れるペースで1kmのタイムを計り、この表を参考にして自分の目標タイムを設定してみましょう!
目標タイムの設定
1kmのタイム | フルマラソンのタイム |
---|---|
4分58秒 | 3時間30分 |
5分41秒 | 4時間00分 |
6分23秒 | 4時間30分 |
7分06秒 | 5時間00分 |
7分49秒 | 5時間30分 |
8分31秒 | 6時間00分 |
9分14秒 | 6時間30分 |
9分57秒 | 7時間00分 |
フルマラソンの男性平均完走タイムは4時間36分、女性平均完走タイムは5時間7分といわれています。
男性なら4時間30分以内、女性なら5時間以内で完走できると、上位50%に入ることができますね!
できるだけ毎日走るようにする
1日練習を休むと体力がガクンと落ちるので、できるだけ毎日走るようにします。毎日走っていると体力がつき、自分が成長していることに気づけるはずです。
長距離走るのに慣れてきたら、1週間に1度は10km走ってみましょう。
マラソン大会の2~3週間前に1度でいいので20km走っておくと、本番で走る半分の距離が分かり、大会本番のイメージが付きやすくなります。
マラソン大会の1週間前は調整の時期。走り過ぎないことが大切です。疲れを残さないようにしましょう。
ランニングと一緒に筋トレするのもオススメ!
特に下半身や体幹を鍛えるトレーニングが効果的です。
ここで鍛えた筋肉が本番の自分を助けてくれるよ!
フルマラソンの1週間前までに準備すること
マラソン大会前日に食べない方がいいもの
マラソン大会当日の朝は、いつもの食事よりも炭水化物(糖質)の割合を増やしましょう。
フルマラソンは長時間の戦いになるので、エネルギー源となる炭水化物(糖質)を走る前にとることが重要です。
しっかり朝食を食べておかないと、走っている途中にエネルギー切れに。
スタート3時間前にメインの朝食を食べ、スタート1時間~30分前にはバナナやエネルギーゼリーを補給しておきます。
マラソン大会前日に控えた方がよい食べ物、飲み物は以下のものです。
- 揚げ物
- 食物繊維の多いもの
- 生もの
- 辛いもの
- アルコール
筆者は朝食に温かいうどん、スタートの1時間前にエネルギーゼリーを補給。
前日の夜は緊張してなかなか寝付けなかったなぁ~。
当日の持ち物確認
以下に当日の持ち物をまとめました。
- ゼッケン
- タイム計測用チップ
- 荷物袋
- ウエストバッグ
- ランニングシューズ
- ランニングウェア
- 着替え
- タオル
- 携帯電話
- お金(お札を袋に入れて携帯)
- 腕時計
- 防寒具
- 補給食
- 飲み物
金沢マラソンに出場、当日に気を付けたこと
会場到着からレース前半
会場到着~スタート
当日は交通規制がかかったり、道路が込んだりする可能性があるので、マラソン会場へはスタートの1時間半くらい前に到着しました。
走る時に不必要な荷物は、荷物預かり所で預かってもらいます。
金沢マラソンでは荷物預かり袋が配られ、走る時にいらない荷物はその袋にまとめて預けました。
ここで預けた荷物は、ゴール地点へ運んでもらえたので、取りに戻る必要がありませんでした。
スタートの30分くらい前にスタート地点整列開始のアナウンスがあるので、移動しました。
金沢マラソンでは広坂通りがスタート地点です。
スタート~10km
スタート後は込み合い、ランナーどうしの感覚がせまいので、接触しないように注意を払って走りました。
体をほぐしながら徐々にペースを上げていきます。序盤は自分のペースをつかむことが重要です。僕は5kmくらい走ってだいたいペースを掴めました。
リラックスして無駄の少ないフォームで走ることを心がけます。10kmまでは気持ちが高ぶってペースが速くなりがちなので、自分の目標タイムに合ったペースで走ることが大切です。
~反省~
筆者は調子に乗りすぎて序盤にペースを上げすぎました。
他のランナーを追い抜くために左右に移動しすぎたので、脚に負担かけちゃったよ~。
10km~中間地点
筆者は15km付近で足の裏が痛くなり始めました。序盤とばしすぎたせいか。それともウォーミングアップをしてないせいか。
でも脚に重みは全然なかったので、どんどん前に進んでいきました。この区間では自分のペースが掴めているので、走っていてすごく気持ちよかったのを覚えています。
リズムよく、気持ちよく走るのが大切!
フルマラソン後半に体力を温存しておきましょう。
金沢マラソンでは10kmを過ぎた辺りで給食スペースがありました。
甘いもの好きの筆者は五郎島金時のようかんを頂きました。甘いものっていいですね。ようかん食べて元気が出ました(笑)
レース後半からゴール
中間地点~30km
徐々に疲れが見え始めてくる区間です。前半より少しペースが落ちましたが、まだまだ筆者は元気でした!
25km付近から足が重くなり始めましたが、ペースをあまり落とさないように頑張りました。
金沢マラソンでは25km付近から田園地帯に入り、同じような景色が続いたのがきつかったです。給食スペースのお菓子を楽しみに頑張りました!
ここでペースを落とすと後半もっときつくなるので、脚を上げて前に進みましょう!
給食スペースでお菓子補給し、気持ちをリセット。お菓子の力は偉大です。気持ち的にしんどかったのがお菓子食べたら楽になりました(笑)
30km~40km
30kmを超えた辺りから踏ん張りどころです!脚が重たくなり、1kmがとてつもなく長く感じました。
走っても走っても全然ゴールまでの距離が縮まっている感じがしません。この辺りでリタイアする人が多くみられました。
何度も、止まって休みたいという気持ちが溢れ出てきました。
しかし、「ここまで頑張ってきたし、せっかくなら止まらずゴールまで行きたい!」という気持ちで何とかこらえました。
ここでは、自分に負けないことが重要です!一歩ずつでいいので、脚さえ動かしていれば、必ずゴールにたどりつけます!
気持ちを絶対に折らないこと!
この区間は、身体的にも気持ち的にもフルマラソンで一番しんどかった区間でした。
40km~ゴール
40kmという看板が見えた瞬間、体内に秘められていたエネルギーが沸々と湧き出てきました。自分でも信じられないくらい脚が上がってペースも上がりました。
最後の2km、どう感じるかは人それぞれだと思いますが、筆者は楽しかったです。最後の2kmはあっという間でした。
最後の2kmは楽しんで!
ゴール!!
ゴール後は、今まで感じたことのない”やりきった感”に包まれました。言葉では言い表しにくい感情ですが、フルマラソンを完走した人にしか分からない感情だと思います。
金沢マラソンではフルマラソン完走の証として、メダルとポストカードがもらえました。フルマラソン完走の証とフルマラソンの経験は一生大切にしたいです!
最後に
以上、大学生がフルマラソンに挑戦するべき理由と僕のフルマラソン体験談でした。
大会後1週間程度は筋肉痛で脚が自由に動かせませんでした(笑) 大会前後は、予定に余裕を持っておくと安心できますね!
金沢マラソンの出場者は、若い人から年配の方まで年齢はさまざまでした。
大学生のうちにフルマラソンに挑戦することが体力的にもベストだと思うので、今走るメリットはありますね!!
フルマラソンの楽しさ、つらさ、ゴールした後の達成感を味わいたい人は是非フルマラソンに挑戦してみてください!