インドアな休日

【パン作り初心者VS経験者】経験者が明かす美味しく作るコツとは?

パンが上手く作れない 落とし穴と解決策
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”どうしてレシピ通りに作ったのに上手くできないの?” ”初心者と経験者では何が違うの?”とパン作りを始めたけど上手く作れなくて困っている人はいませんか?

筆者の相方は趣味でパンを作っており、よく食べさせてもらうのですが、「このパン、パン屋で出せるんじゃないか?」と思うほど美味しいパンを作ってくれます。

ふと、筆者は考えます。「材料とレシピさえ教えてもらえば、筆者のような初心者でも美味しいパンを作れるのではないか」と。

そこで今回は、相方にパンの材料とレシピを教えてもらい、初心者と経験者でパンの味にどのくらい差が出るのか、パン作り対決をしてみることにしました。これで、どのくらいパンの味に違いが出るのか、経験者のパン作りテクニックが分かり、今後のパン作りに活かすことができますね。

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ルール

なるべく同じ条件で作るためにルールを設定しました。

  • 同じ材料、同じ量で作る
  • 同じレシピで作る
  • お互いに干渉しない
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基本的なパンの作り方は?

材料

  • 強力粉…200g
  • 砂糖…20g
  • 塩…4g
  • 植物油…4g
  • イースト…2g
  • 水(30℃)…120ml

レシピ

  1. 水以外の材料をボールに入れる。
  2. 約30℃の水を少しずつ加えながら生地を捏ねる。
  3. 生地がまとまったら、生地の大きさが2倍になるまで発酵させる。
  4. 生地の発酵が終われば、生地のガス抜きを行う。
  5. 生地を好みの大きさに分け、生地を成形する。
  6. 上から濡れ布巾を被せ、一時間程発酵させる。
  7. 発酵が終われば、余熱したオーブンに生地を入れ、180℃26分で焼く。※オーブンによって焼く時間は変わってくるので、様子を見ながら焼いてください。
  8. 焼き色が付いたら完成!
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作業開始

画面の左側を初心者、右側を経験者として、工程における変化や工夫したポイントを記していきます。

材料を量る

初心者

計量

特に気を付けることもなく、材料を入れました。材料の計量に慣れておらず、イーストを1g多く入れてしまいました。

経験者

計量

イーストは塩と混ざると膨らみが悪くなるので、イースト・砂糖と植物油・塩が交わらないように計量して入れました。

生地を捏ねる

生地がまとまりました

水は少しずつ調整しながら入れ、10分程捏ねました。始めは、生地が手に張り付いて大変でしたが、捏ね進めると徐々に剝がれていきました。

イースト・砂糖側に水を投入

イースト・砂糖側に水を調整しながら投入し、生地が手に引っ付かなくなるまでは、スプーンで混ぜました。

生地がまとまりました

最初にスプーンで混ぜたので、生地が手に張り付かずにきれいにまとめることができました。捏ね時間は10分でした。

一次発酵

一次発酵終了

ラップをして3時間程発酵させると、生地が2倍の大きさになりました。

一次発酵終了(ガス抜き後)

ラップをして4時間程発酵させると、生地が2倍になったのでグーパンチでガス抜きをしました。

成形

生地の成形

生地を4等分し、特に気にすることもなく、生地を丸めました。経験者の生地と比べると、表面のボコボコが気になりました。

生地の成形

生地を4等分にし、切断面が隠れるように手早く生地を丸めました。

二次発酵

二次発酵終了

二次発酵後、生地が2倍程度膨らんでいました。経験者の生地と比べて、表面に気泡ができていました。

二次発酵終了

二次発酵後、生地は少し膨らんでいました。余熱されたオーブンに入れて焼いていきます。

実際に食べてみた

見た目は?

焼き上がり

経験者のパンと比べると、表面がボコボコでブヨブヨしていました。さらに、パンどうしがくっついてしまい、形が悪くなってしまいました。

焼き上がり

表面が綺麗でツルツルしていました。美味しそう。割ってみると、初心者のパンより中身がきめ細やかでした。

味・食感・香りは?

断面

外はサクサクしていましたが、中はフワフワパサパサしており、給食に出るコッペパンのような食感でした。経験者のパンと比べて小麦の味が薄く、甘さが控えめだと感じました。発酵のし過ぎなのか、少しアルコールの苦味とアルコール臭さがありました。イーストを1g多く入れたのが原因の一つではないかと考えています。

断面

外はサクサク、中はフワフワモチモチしていました。小麦の味をしっかりと感じ、パンの甘さがちょうど良く、非常に美味しいパンでした。アルコール臭さが全くなく、小麦本来の香ばしい香りがしました。

パン作り経験者が教える パンがより美味しくなるコツまとめ

  • [イースト・砂糖]と[植物油・塩]は交わらないように計量する
  • 水は[イースト・砂糖]側に入れ、スプーンで混ぜる
  • 粉の乾燥具合によって必要な水の量は異なるので、調整しながら加える
  • 生地のボコボコがなくなるまで捏ねる
  • 生地を乾燥させない
  • 発酵させ過ぎない
  • 成型は手早く行う

見た目はどちらも美味しそうでしたが、味には大きな差がありました。筆者は初心者でも美味しく作れると思っていたのですが、やはり経験者には敵いませんね。レシピには書いていない小さな工夫1つ1つがパンを美味しくさせているのでしょう。コツさえつかめば、初心者でも簡単に作れますね。

最後に

いかがでしたか?

今回は、初心者と経験者でパンの味にどのくらい差が出るのか、パン作り対決を通して検証してみました。パン作り経験者が使っているテクニックをたくさん知ることができましたね。

美味しいパンを作って自分で食べるのも良し、友達や家族に振る舞うのも良いですね。今回紹介したテクニック、是非参考にしてみてください。

ABOUT ME
かめ
・日本安全食料料理協会(JSFCA)認定コーヒーソムリエ
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