「コーヒーは何℃で淹れるのが適温なの?」
「コーヒーの雑味が気になる!雑味を出さない方法ってあるの?」
など、コーヒー初心者にとってコーヒーに関する疑問は尽きないですよね。
実際にコーヒーをおいしく淹れるためのお湯の適温を調べてみると、85℃~90℃だと書いてある記事を発見しました。
何っ?!
いつも沸かしたての熱々のお湯で淹れていたんだが。
温度にこだわればいつものコーヒーがもっとおいしくなるってこと!?
85℃~90℃でコーヒーを淹れるのがいいことが分かりましたが、
本当においしくなるのか気になりますよね。
また、他の温度で淹れる場合と比較して、どのくらい味に違いが出るのでしょうか。
そこで今回は、100℃、95℃、90℃、85℃のお湯でドリップパックコーヒーを淹れてみて、どのくらい味に違いが出るのか、どの温度で淹れるのが一番おいしいのかを検証してみました。
どの温度で淹れるコーヒーがおいしいのかが分かれば、いつものコーヒーブレイクがより楽しい時間になりますね!
- ドリップ温度による味の違いを知りたい人
- お湯の温度を気にせずにコーヒーを淹れていた人
- よりおいしくコーヒーを飲みたい人
- コーヒーについて詳しく学びたい人
どうやって検証したの?
今回使用したコーヒーは「モカ」
今回は、ブルックスのドリップパックコーヒーの“モカ”を使用。
- 芳醇な甘い香り
- フルーティーで爽やかな酸味
- 苦みはひかえめ
- なめらかな舌触り
- スッキリとした後味
モカは香り高く酸味と苦味のバランスも良いため、評価の対象として選びました。
モカの特徴を一番引き出せる温度は何℃なのでしょうか。
ところで、ある記事には、
ブルックスのドリップパックコーヒーは95℃~97℃のお湯で淹れると良いという情報が!
こちらも含めて検証していきます。
ブルックスコーヒー、今ならお試しセットで50袋もゲットできるのでおすすめ!
1杯39.6円で飲めて、味も美味しいのだ!
ブルックスのコーヒーについて詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみてね。
「酸味/苦味/香り/雑味」の4つで比較
今回は、コーヒーを淹れる際のお湯温度を100℃、95℃、90℃、85℃と変え、コーヒーのおいしさを比較しました。
- 酸味
- 苦味
- 香り
- 雑味
コーヒーのおいしさは上記の4つの項目で比較します。
方法
- 紙コップにドリップパックをセッティングしておく。
- 電気ケトルでお湯を沸かし、計量カップに140mL量り取る(あらかじめ軽量カップはお湯で温めておく)。
- 温度計で湯温を計り、設定温度になれば、コーヒーの粉が全て湿るくらいドリップパックにお湯を入れる。
- 20秒間蒸らす。
- 残りのお湯をドリップパックに全て入れる。
- 抽出液が全て滴り落ちる前にドリップパックを紙コップから外す。
※淹れた直後と冷めた後では、コーヒーの味わいが変わってくる可能性があります。そのため、淹れた直後と他のコーヒーを淹れている途中、冷めた後で飲み比べ、総合的においしさを判断しました。
湯温以外の条件は全て一定にしています。
結果
温度別のおいしさ評価は以下の表をご覧ください。
ドリップ温度 | 酸味 | 苦味 | 香り | 雑味 |
---|---|---|---|---|
100℃ | 4 | 5 | 1 | 5 |
95℃ | 3 | 4 | 4 | 2 |
90℃ | 3 | 3 | 5 | 1 |
85℃ | 4 | 2 | 4 | 3 |
香り
- 90℃のコーヒー
- 90℃のコーヒーはめちゃくちゃ良い香り。モカ特有の甘い香りがして幸せな気分に。
- 95℃、85℃のコーヒー
- 95℃と85℃のコーヒーは、90℃のコーヒーには劣るが良い香り。95℃と85℃では、95℃の方がコーヒーらしい甘い香りをより感じた。
- 100℃のコーヒー
- 100℃のコーヒーは全く香りがしなかった。
飲み比べて分かったんだけど、100℃のコーヒーは本当に香りがない…!
今まで、100℃で淹れていたコーヒーが当たり前だと思っていたのでショック。
酸味
- 100℃、85℃のコーヒー
- 100℃のコーヒーは口に残るような酸味。一方、85℃のコーヒーはえぐい酸味。両方美味しくはない酸味。
- 95℃、90℃のコーヒー
- 95℃のコーヒーはいきなり来る少し尖った酸味。それに対し、90℃のコーヒーはまろやかな酸味を感じた。
酸味にも色々な種類があるみたい。
90℃の酸味は、口に残らずまろやかでフルーティー!
苦味
- 100℃のコーヒー
- 100℃のコーヒーは苦い!というよりこれはもう雑味?!
- 95℃のコーヒー
- 95℃のコーヒーはちょっとえぐみのある苦み。
- 90℃のコーヒー
- 90℃のコーヒーはすっと抜ける後味で程よい苦み。
- 85℃のコーヒー
- 85℃のコーヒーは苦みをあまり感じず、味が薄め?
温度が高いほど、苦味が出やすいんだね!
雑味
- 100℃のコーヒー
- まずい。100℃のコーヒーは雑味、えぐみの塊。
- 85℃のコーヒー
- 85℃のコーヒーは、100℃ほどではないが少し雑味。まだ美味しい成分が抽出できていないのかも。
- 95℃のコーヒー
- 95℃のコーヒーは少しの雑味。
- 90℃のコーヒー
- 90℃のコーヒーは雑味、えぐみもなく、スッキリとして美味しい!
高い温度でも低い温度でも、雑味が出るんだ。
雑味を抑えて、旨みを引き出すのがポイントだね!
まとめ
結論、
90℃で淹れたコーヒーが一番おいしい!!
あらゆる書籍で90℃で淹れた方がいいと言われる理由が、よく分かりましたね!
沸騰したお湯ではなく、90℃のお湯で淹れることで、
雑味が抑えられ、香りなどの旨みが最大限に引き出されるのがその理由です。
なぜ90℃が良いのかが分かれば、あなたも毎日おいしいコーヒーで、一日を幸せに過ごせることでしょう。
最後に
いかがでしたか?
様々な温度のお湯でコーヒーを淹れて味を比較した結果、90℃で淹れたコーヒーが一番おいしいことが分かりました。
今回はブルックスコーヒーの”モカ”を使用しましたが、他の銘柄や他のメーカーのコーヒーでは、お湯の最適温度が変わるかもしれません。
普段飲んでいるコーヒーの最適温度を自分で探してみるのも面白いですね!