「就活に有利なアルバイトって何?」「アルバイトのことって就活の面接でどう話すの?面接官の反応は?」など気になる人はいませんか?
現在、就活の早期化が進んでおり、大学1年、2年の時から就活の準備をしたいと思っている人も少なくはないでしょう。
そこで今回は、牛丼屋アルバイトと就活を経験した筆者が、バイトで身に付いた能力、就活での印象について紹介していきます。
筆者のアルバイトエピソードを聞いた面接官の反応とは?
牛丼屋アルバイトの仕事は大変?
筆者は大学1年生の時から某牛丼屋チェーン店でアルバイトを始め、夕方から夜にかけて働く生活を1年半程続けました。牛丼屋アルバイトではどんな仕事内容なのでしょうか。
筆者の人生初バイト先が牛丼屋でした。
毎回、まかないを食べられるのが嬉しかったなぁ~。
スタートはホールスタッフ
牛丼屋アルバイトでは始めにホールスタッフとして働きます。ホールスタッフの仕事は大きく以下の5つに分けられます。
- 注文を取る
- 配膳する
- お会計をする
- バッシング(片付け)
- 補充する
お客さんから注文を取り、料理を運んで、片付けをするというのが一連の流れになります。
お客さんは次から次へと来るので、ホールスタッフは次のお客さんのための準備やお会計などあっちへこっちへとても忙しく動き回ります。
周りを見て、自分の適切なポジションを見つけていける人に合っていますね。待ち時間ができた際は、薬味や箸などの補充を行ったり、洗い物をしたりします。
慣れてきたら調理スタッフへ
ホールスタッフの仕事ができる様になれば、先輩や社員から調理スタッフの仕事を教えてもらえます。調理スタッフの仕事は大きく以下の4つに分けられます。
- 注文の入った料理を作る
- 仕込み
- 洗い物・片付け
- ホールスタッフに指示を出す
調理スタッフは注文の入った商品を作ったり、仕込みを行ったりします。
空いている時間にも、サラダやお新香などの付け合わせを皿に盛り付けたり、洗い物をしたりするので調理スタッフも忙しいです。
淡々と料理を作り続けるので、黙々と作業に没頭できる人が向いていますね。
店長は店の裏で仕事をすることが多いので、基本的にフロアでは調理スタッフがホールスタッフに指示を出し、店の運営を仕切ります。
閉店前後は大忙し
閉店から1.5~2時間前くらいになると、いままで3人いたスタッフが2人になり、ホールと厨房でそれぞれ通常時の仕事に加え、閉店の準備をし始めます。
ホールでは、終わらなかった補充作業やフロアの掃除、トイレ掃除を行います。
一方、厨房では牛丼の具の脂切り、シンク清掃、食洗器・洗米機・飯盛り機等の機械清掃などやることがたくさんあります。
これらの仕事は閉店後やると、帰る時間がとても遅くなるという残念なことに。厨房の人の作業量が多いため、ホールスタッフにも手伝ってもらいます。
このように、牛丼屋では多くの後片付け作業があるため毎日30分、最長では1時間半の残業があります。※残業代はしっかり出ます。
牛丼屋アルバイトで身に付く能力は多い
このように結構ハードなバイトをしていた筆者ですが、このバイトをしていたおかげで身に付いた能力もあります。
周りを見ながら仕事ができる観察力
注文、レジ、配膳、お持ち帰りなどフロアで対応しなくてはいけないことがたくさんあり、お客さんが次どう行動するのか、どう感じているのかを考える観察力が身に付きました。
フロア全体が見えていないとお客さんを待たせてしまい、クレームに繋がります。
このように牛丼屋アルバイトでは、フロア全体を見る広い観察力と、お客さん一人一人がどう感じ行動するかを見る観察力の両方が身に付きます。
トラブルにも対応できる適応力
お客さんからのお願いやクレーム対応、失敗した時やまずい状況になった時に、どのようにその状況を乗り越えるかを自分で考え、行動する力が身に付きました。
牛丼屋では店長や社員が店に居らず、バイトだけで運営することが多いです。そのため、何か予期せぬことが起こった時、臨機応変に対処する適応力が身に付きます。
どうしても店長や社員に聞かないと分からない時は、電話します。こういった対応力を身に付けられるのも牛丼屋アルバイトの魅力ですね。
段取りを立てて効率的に動ける計画力
行き当たりばったりで行動していると失敗してしまったり、効率的に動けなかったりし、仕事仲間に迷惑をかけてしまいます。
牛丼屋アルバイトでは、複数のお客さんから同時に違うことを頼まれることがよくあるので、計画的に行動することが求められます。
また、通常の業務に加えて閉店作業をしなければいけない時は、空いた時間でどのように仕事を片付けていくかを計画することで、スムーズに仕事が片付きます。
このように牛丼屋アルバイトでは、普段から計画的に行動することが求められるため、自然と計画力が身に付きます。
他のアルバイトを管理するマネジメント力
始めはホールスタッフからのスタートですが、経験を積むことでどんどん新しいことを教えてもらえ、調理スタッフもできるようになります。
調理スタッフはフロア全体を見ながら、スムーズに店を運営できるようにホールスタッフに随時指示を出します。
また、スタッフの休憩時間の管理も基本的に調理スタッフが行うため、客足を見極めてタイミング良くスタッフの休憩を回す必要があります。
このように牛丼屋アルバイトではバイトだけで店を運営することが多く、人や店を管理するマネジメント力が身に付きます。
面接官からは高評価
実際の就活面接では、アルバイト経験やチームワークを発揮したエピソードがよく聞かれます。
このような質問が来た時に、牛丼屋アルバイトのことを話すと面接官に好印象でした。
特にホールスタッフと調理スタッフを一人で行うワンオペを経験したことを話すと、「すごいね!」や「私には無理」といった反応が返ってきます。
牛丼屋アルバイトを経験した筆者は、もちろん骨のある仕事だと感じましたが、世間的に見ても非常に大変な仕事だと思われているのでしょう。
先程話した牛丼屋アルバイトで身に付いた能力は、社会人になっても必要となる能力なので、面接官に評価されやすいと感じました。
既に牛丼屋アルバイトを経験しており、面接で話したいと思っている人は、下記の項目を思い出し、書き出しておくと面接本番でスラスラと言えますよ。
- 学んだこと
- 印象に残ったこと
- つらかったこと
- 嬉しかったこと
- 失敗したこと
- その失敗をどう乗り越えたか
最後に
いかがでしたか?
今回は、実際に牛丼屋アルバイトと就活を経験した筆者が、バイトで身に付いた能力、就活での印象について紹介しました。
たくさんの能力が身に付く牛丼屋アルバイトを経験しておけば、面接官にアピールできますし、他のどんなアルバイトでもあまり困ることなく仕事ができますね!
どんなアルバイトをするか迷っている人は、とりあえず牛丼屋アルバイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
農業に興味のある人は、以下の記事を参考にしてみてください。農業バイトのメリット・デメリットについて紹介しています。