コーラは誰もが知る飲み物でありながら、コーラが嫌いという人も多いのではないでしょうか。筆者も今までコーラの独特な香りや味が苦手でずっと避けてきていました。
もし、自宅で美味しいコーラが作れるのであれば、飲んでみたくなりませんか?
そこで本記事では、コーラ嫌いも絶賛した手作りコーラの簡単な作り方について紹介していきます。
スパイスの種類を増やしてみたり、砂糖の種類を変えてみたりと自分好みにアレンジも可能なので、色々な味のコーラを試してみたい!という方にもオススメです。
また、コーラを作った後の余ったスパイスから作る、美味しい飲み物についても紹介するので、余すことなくスパイスを活用できますよ!
手作りコーラを初めて飲んだ時、コーラってこんなに美味しかったっけ?!
ってなったので、コーラが嫌いな方も騙されたと思って、試してみてね!
コーラとは?
コーラの定義
コーラの定義:コーラナッツ抽出物を使用したもの
コーラナッツという名は聞き慣れないですよね。
コーラはもともと、コーラナッツと呼ばれるコラノキの種子から抽出したエキスを使用したものでしたが、コーラナッツが高価だったため、だんだん使われなくなってきました。
現在は、コーラナッツを使っていなくてもコーラというくくりで呼ばれており、売られているコーラのほとんどはコーラナッツが使われていません。
クラフトコーラって何?
クラフトコーラ、クラフトビールなどクラフトとつく言葉をよく目にしますよね。
コーラの中でもクラフトコーラとは何なのでしょうか?
一般的にクラフトコーラとは手作り感のあるコーラのことをいいます。
大手飲料メーカーが生産するコーラに対して、個人や小さな工房で作られたコーラのことをクラフトコーラと呼びます。
曖昧な定義ですが、スパイスなどのこだわった原材料や地域性を持つのが特徴といえるでしょう。
クラフトコーラは、コーラシロップの形で売られていることが多いです。
手作りコーラの作り方
必要な材料は?
コーラ作りに使うのは以下の3つのスパイス。
- カルダモン
- クローブ
- シナモン
聞き慣れないかもしれませんが、カルディやネットショップで手に入るものばかりです。
最近ではスーパーで置いてあるところもあります。
早速、3つのスパイスでコーラを作っていきましょう。以下のレシピでは、約12杯分のコーラになります。
材料 | 分量 |
---|---|
砂糖 | 400g |
水 | 400mL |
カルダモン(ホール) | 3g |
クローブ(ホール) | 3g |
シナモン | 2本 |
レモン汁 | 大さじ1~大さじ2 |
炭酸水 | 適量 |
砂糖の種類による味の違いは?
クラフトコーラを作る際、砂糖の種類によって味が変わります。
- 白砂糖はスッキリとした味わい
- てんさい糖・キビ糖・黒糖はミネラルが豊富なのでコク深い味わい
砂糖の種類は問いませんが、黒糖を少し入れると市販のコーラのような色になりますよ!
全ての砂糖を黒糖で作ると、コーラが黒蜜のような味に。
黒糖の風味が引き立ちすぎてしまうので、色々な砂糖をブレンドして使うのがオススメ!
スパイスは丸ごと!
スパイスはパウダータイプではなく、スパイス丸ごとのホールタイプを準備します。
パウダータイプは口にザラザラとした食感が残るので、おすすめできません。
作り方は?
これからコーラの簡単な作り方を紹介していきます。
①全ての材料を量り取ります。
砂糖の種類はなんでもOK!筆者はてんさい糖と黒糖のミックスで作りました。
②鍋にスパイスを潰して入れます。(カルダモンは包丁の腹で潰すと◎)
③その他レモン汁以外の材料を鍋に入れて、中火で火をかけます。
※砂糖が溶けるまで混ぜる。
④プクプクと煮立ってきたら、弱火にして10分程度煮込みます。味見をしてみると、既にコーラの味!
⑤10分程度煮込んだら、レモン汁を加えて火を止めます。レモン汁を少し多めに入れるとサッパリとして美味しくなります。お好みで!
⑥茶こしでスパイスを取り出し、保存容器に入れます。スパイスを保存容器に入れないことで、シロップが使いやすくなります。
粗熱が取れたら、冷蔵庫で保存しましょう。
コーラシロップの完成です!炭酸水で3倍希釈がオススメです。
黒糖を入れたので、黒っぽいコーラ色になりました。皆さんは何色になりましたか?
市販のコーラと比較してみた
写真のどちらが市販のコーラでしょうか? 右側のコーラの色が少し薄いものの、似たような色ですね。
ちなみに色の薄い方が今回作ったコーラです。
市販のコーラとどちらが美味しい?
今回作ったコーラと市販のコーラの味を比較してみました。
コーラ嫌いの友人2人に目をつぶって両方のコーラを飲んでもらった結果、
2人とも、美味しい!と手を上げたのは手作りコーラの方でした。
なぜ美味しいと感じたのかを尋ねたところ、香料臭さがなくスパイスの香りがふんわりと香り、自然の甘さを感じたのが良かったとのことです。
また飲みたい!と喜んでくれました。
市販のコーラが嫌いな人は、香料の香りと口に残る甘さが苦手という人が多いです。
その点、手作りコーラは砂糖液にスパイスで自然な香りをつけているので、コーラ嫌いの人でも飲めるのかもしれません。
コーラ嫌いでも飲めるとなると、手作りコーラはコーラの味がしてないんじゃないかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、飲むとコーラだ!ってなります。
手作りコーラはしっかりコーラの味がするのに、コーラ嫌いも美味しいと感じる不思議な飲み物ですね。
コーラ嫌いの私も、驚くほどゴクゴク飲めたのでびっくり!
【余った3つのスパイス】他の使い方は?
スパイスは開封すると、徐々にスパイスの香りが薄れてきてしまいます。コーラ作りで余ったスパイスの使い道、困りますよね。
そんな方に向けて、余った3つのスパイスでできる美味しい飲み物を紹介します。
チャイ
チャイの基本スパイスもカルダモン・クローブ・シナモンって知っていましたか? 3つのスパイスで簡単に作ることができます。
これから筆者の家族が大好きなチャイのレシピを紹介します。
- カルダモン1粒・クローブ2粒・シナモンスティック半分、砂糖大さじ1、水100mLを鍋に入れて煮立たせる。カルダモンは潰す。
- 紅茶パックを入れて濃いめに煮出す。
- 紅茶パックを引き上げたら牛乳100mLを加える。
- 茶こしでスパイスを取り出したらできあがり。
今回は1人前の量を紹介しているので、人数によって量を変えてくださいね。
コショウを一振りしても美味しいです。牛乳を豆乳に変えても味に大きな変化はないので、ヘルシーに飲みたい人は豆乳も試してみてください。
ジンジャーエール
なんとジンジャーエールとコーラの作り方はそっくりなのです。コーラを作るついでにジンジャーエールを作ってみるのはいかがでしょうか。
- クラフトコーラのレシピ通りにスパイス・砂糖・水を鍋に入れる。
- 材料が煮立ったらすりおろした生姜を入れる。1片~2片程度をお好みで。
- 10分間弱火で煮たら、大さじ1~2杯のレモン汁を入れる。
- スパイスを取り出したらジンジャーエールシロップの完成。
- シロップを炭酸水で希釈する。
ピリッと辛いジンジャーエールができます。夏の喉が渇いたときに、炭酸水で割って飲むと疲れが吹き飛びますね。
お酒と混ぜて飲むのも美味しそう!
まとめ
本記事では、コーラ嫌いも絶賛した手作りコーラの簡単な作り方と余ったスパイスで作るチャイティー、ジンジャーエールのレシピについて紹介しました。
コーラシロップは炭酸水で割る以外にも、アイスやヨーグルトなどにかけて使うことができます。
使いきれず冷蔵庫でいつまでも眠ってるんじゃないかという心配はしなくて済みそうですね。
シロップさえ作っておけば、使いたい時にすぐ使えるので便利。
幅広い使い方ができるのも手作りコーラ最大のメリットですね!ぜひ家でコーラを作ってみてくださいね。