「つみたてNISAってよく聞くけど何のこと?」「つみたてNISAでどのくらい利益が出るの?」と疑問に思っている人はいませんか?
よく名前は聞くけど、実際どんなものなのか知らないという人も多いと思います。
知っていても、投資なのでなかなか手が出しにくいと思ってしまいますよね。
そこで今回は、大学生がつみたてNISAで1年2カ月投資をした結果を紹介します。この期間でどれだけの成果が出たのでしょうか。
つみたてNISAで投資をするか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度のことです。
- 非課税(期間は最長20年)
- 1人1口座
- 年間40万まで投資可能
通常は、株式や投資信託などの金融商品の売却益や配当には約20%の税金がかかります。
しかし、つみたてNISAでは一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になります。
つみたてNISA口座は1人1口座持つことができ、1年間で最高40万円まで投資することができます。
非課税になる期間は最長20年間で、投資可能期間は2018年~2042年です。つまり、1ヵ月で最高3万3333円、20年間で最高800万円を投資できるということですね。
投資信託とは
多くの投資家から集めたお金を一つの資金とし、投資家の代わりに投資のプロが株式や債券などに投資し、運用してくれる商品のこと。
プロが資金を運用して得た利益は、投資家それぞれの投資額に応じて分配されます。
投資信託という商品には様々な国の株式や債券が入っているため、投資家は中身の見える福袋のような商品を買っているといえますね。
投資信託では商品によって株式、債券の種類や比率が異なっているので、自分好みの商品を見つけることができます。
2種類の投資信託
投資信託を2つに分類すると、アクティブファンドとインデックスファンドに分けることができます。
インデックスファンドは、日本平均株価やS&P500といった指数に連動するように設計された投資信託です。
一方、指数を上回るリターンの獲得を目指す投資信託がアクティブファンドです。
基本的にインデックスファンドは手数料が低く、アクティブファンドは手数料が高い傾向にあります。
その代わり、アクティブファンドはインデックスファンドよりもリターンが大きくなりますが、逆に損をするリスクも高くなります。
よって、投資初心者はインデックスファンドをオススメします。
まとめ
まとめると、つみたてNISAとは非課税制度のことをいい、つみたてNISAでは投資信託の積立投資のみ行うことができます。
この投資信託で得た利益は税金を払わずに得ることができるため、普通に投資をするよりもつみたてNISAを用いて投資をする方がお得といえますね。
大学生が”つみたてNISA”を使って投資をしてみた結果
積み立てた期間と金額は?
筆者は2021年5月からつみたてNISAで投資を始め、1年2カ月の間毎月積み立て続けました。以下の表に月ごとの投資額、元本、資産、値上がり額、利回りをまとめました。
基本的に表の数値は月末のものを示しましたが、2022年6月の数値は2022年6月3日の数値を示しました。
※メモを取り忘れたため、一部空欄の部分があります。
年/月 | 投資額 | 元本 | 資産 | 値上がり額 | 利回り |
---|---|---|---|---|---|
2021/5 | 20000 | 20000 | 20441 | 441 | 2.2% |
2021/6 | 10000 | 30000 | 31105 | 1105 | 3.7% |
2021/7 | 10000 | 40000 | ー | ー | ー |
2021/8 | 10000 | 50000 | ー | ー | ー |
2021/9 | 10000 | 60000 | 61099 | 1099 | 1.8% |
2021/10 | 10000 | 70000 | 75841 | 5841 | 8.3% |
2021/11 | 10000 | 80000 | 84933 | 4933 | 6.2% |
2021/12 | 10000 | 90000 | 98717 | 8717 | 9.7% |
2022/1 | 10000 | 100000 | 101735 | 1735 | 1.7% |
2022/2 | 10000 | 110000 | 110656 | 656 | 0.6% |
2022/3 | 5000 | 115000 | 126859 | 11859 | 10.3% |
2022/4 | 5000 | 120000 | ー | ー | ー |
2022/5 | 5000 | 125000 | 131356 | 6356 | 5.1% |
2022/6 | 1000 | 126000 | 134323 | 8323 | 6.6% |
株価の変動によって資産は増減します。
通常の株式投資であれば売買のタイミングを気にしていなければいけませんが、投資信託の場合は資産の増減はあるものの、放置しておくだけで元本が増えていくのが嬉しいですね。
また、株式投資は怖いというイメージがありますが、投資信託であれば毎月投資したお金はプロの人が運用してくれるので安心です。
投資信託では毎月のつみたて額の増減を自由に行うことができ、積み立てたお金を引き出すことも可能です。
つみたてNISAは証券口座を開設し、つみたて設定をするだけで始めることができます。
設定した後は毎月自動的に投資されていくので、投資にあまり時間を取られたくない人にオススメです。
結果の推移
上記の図は投資を始めてからの資産推移を示しています。
数回、投資元本よりも資産が低くなった時期もありましたが、ゆるやかに上昇し、現在では+8323円(+6.60%)になっています。
銀行での普通預金の金利は0.0001%なので、100万円預けても年間で利息は10円程度。その点、つみたてNISAは普通に貯金するよりもお得ですね!
これからさらに上がっていく?!
上記の図は筆者が投資している銘柄のチャートです。この銘柄はインデックスファンドです。
基準価格を見ると上がったり、下がったりしていますが、長期的に見ると価格が上がっていることが分かります。
現在の社会は毎年世界人口が増え続け、それに伴い経済も成長しています。
したがって、指数に連動するインデックスファンドは、これからの経済が上がっていくことを前提とする投資方法になります。
この考え方に共感できる人は、インデックスファンドへの投資を始めてみるのも良いですね。
つみたてNISAの始め方
まずは証券口座の開設をしよう
始めに証券口座を開設します。証券口座とは、投資を始めるために必要な口座です。
一般的に口座開設料、管理料、売買手数料が無料なので初心者でも始めやすいですね。
筆者は楽天ポイントを貯めているため、楽天証券を選びました。楽天証券では毎月の積立でポイントが貯まったり、ポイントで投資することができます。
楽天証券では最低100円から積立投資を始めることができます。
証券口座の開設と同時に楽天銀行の口座も開設しておくと、自動で毎月楽天銀行から楽天証券へお金が移動するので楽でした。
以下のサイトで証券会社の比較がされています。
銘柄選びは信託報酬が低いものを選ぶべし
銘柄選びで最も重要なのは、信託報酬(負担手数料)が低いものを選ぶことです。
投資信託では投資のプロに株式の売買を任せているため、手数料を払う必要があります。この手数料は投資信託の運用期間中、資産から日々差し引かれているものです。
20年間積み立て続けるため、できるだけ信託報酬の低い銘柄を選ぶことで支払いコストを削減することができますね。
筆者はつみたてNISAで投資を始める前に ”つみたてNISAはこの8本から選びなさい” という本を参考にして銘柄を選びました。
現在では改定版の ”つみたてNISAはこの9本から選びなさい” が出版されています。銘柄数が多すぎてどれが良いか分からないという人はこの本を参考にしてみてください。
口座開設から運用までにかかる期間と手間
口座開設
口座開設は、お客様情報と本人確認ができれば最短で翌営業日から投資を行うことが可能です。お客様情報の入力と本人確認はスマホで完結するため、郵送の手間がありません。
また、自分の選んだ証券口座と関連性のある銀行口座やクレジットカードを同時に開設しておくと、つみたて投資を楽にお得に始めることができます。
楽天証券でいえば楽天銀行、楽天カードです。
積立設定
積立設定は、投資したい銘柄が決まってさえいれば難しいことはありません。以下のサイトに積立設定の詳しい方法が説明されているので、参考にしてみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は大学生がつみたてNISAで1年2カ月投資をした結果を紹介しました。
投資をしていると、多少資産に増減はありますが、長期的に見てみると利益が出ていることが分かります。
日々、資産が増減しながら少しずつ利益が大きくなっていく様子を見るのはワクワクしますよ。
もし、つみたてNISAに挑戦する際は、自分の生活費を圧迫しない金額、自分が取れるリスクの範囲も考えて挑戦してみてくださいね。