「家で染め物をしてみたい」
そんな人は『藍の叩き染め』がおすすめ!
材料さえあれば簡単に、オリジナル模様のTシャツやハンカチが作れます。家族や恋人にプレゼントするのも良いですね。
この記事では、そんな染め物がしたい人に向けて、藍の叩き染めを紹介していきますよ!
- 家で染め物をしてみたい人
- 藍の生葉の使いたい人
藍とは?
アイ(あゐ、藍、学名:Persicaria tinctoria)は、タデ科イヌタデ属の一年生植物。別名は、タデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼)。中国東部、朝鮮半島、日本列島中央部において青色の染料として重用されていたが、化学合成したインディゴ染料が発明されて以降は合成インディゴが工業的にはよく用いられているため、染料用途で用いられることはあまりなくなった。なお、世界各地で同じようにインディゴを含有する様々な植物が、染料として利用されてきた。
アイ (植物) – Wikipedia
藍染
藍染をした布は、抗菌抗ウイルス効果や虫よけ効果、消臭効果などがあり、その効果に現在再び注目が集まっています。
- すくも染め
- 生葉染め
- 乾燥葉染め
藍染には”すくも染め”の他にも”生葉染め”や”乾燥葉染め”があります。
”すくも染め”は数か月かけて藍を発酵させて作る技法で、淡い水色から濃い藍色まで自由にに染め上げることができます。
藍染といえば、これをイメージする人も多いのではないでしょうか。
藍染の代表的存在ですが、家で作るのはなかなか難しいものがありますよね。
そこで今回は、生葉染めの中でも、生葉を直接布に押し当てて染色する『叩き染め』に挑戦していきます!
藍を手に入れる方法
藍染を家でしようと思っても、藍がなかなか手に入りませんよね。
藍を手に入れる方法は以下の通りです。
- 育てる
- もらう
- 買う
今回筆者は農家の方からいただくことができたので、それを使用して叩き染めをしていきます。
叩き染めのやり方
準備
基本的な材料は以下の通りです。
- 綿の布
- 藍の生葉
- ラップ
- ハンマー
- 固形石鹸
Tシャツやズボン、ハンカチ、バッグなど、染めたいものを準備しましょう。
ただし布の種類には注意してください。
布は必ず、綿の物を使ってください!
他の布では色素が定着しない可能性があります。
手順
手順は、叩く、空気に触れさせる、洗うという3つのステップしかないので簡単です。
材料さえあれば、誰でも簡単に染物を作れますね。
- 下から、ラップ、布、藍の生葉、ラップの順に置きます
- 机が凹まないように、ラップの下には本などを敷いてください
- ハンマーで葉の上をまんべんなく叩きます
- 布の生地が見えてくるくらい叩いたらOK!
- 2時間~半日程度、空気にさらします
- 色を固定できます
- 固形石鹸で洗います
- 藍の葉は、裏側から染め液が出やすいので、布の面に葉の裏側を置きましょう。
- 生き生きしている新鮮な葉で、特に若葉の方がよく色が付きます。
- もっと濃く色を付けたい人は、葉を二枚重ねにして使うと良いです。
上手く叩くことができると、綺麗な葉模様に!
上手く叩き染めができると、葉の葉脈が綺麗に映し出されます。
濃すぎるところも薄すぎるところもなく、均等に染まると良いですね。
叩く時に気を付けるべき点
ハンマーの出っ張っている面で、平衡に叩く
ハンマーの角で叩くと、写真のようによれた模様になります。
ハンマーの叩く面は地面と平行にして、出来るだけ角を使わないでくださいね!
ハンマーの叩く面には、平な面と膨らんだ面があります。この場合、膨らんだ面を使用しましょう。
ラップの下は、平らな本を置いて
机や床が凹まない用に、下に本を敷くことを推奨しています。
しかし、本に紙1枚でも段差があると、写真のように一部だけ色が濃くなったり、薄くなったりします。
下に敷く本は平らなものを使ってくださいね。
できあがり
オリジナルのTシャツが完成
生葉の叩き染めを使って、オリジナルTシャツを作ってみました。
叩き方に難はありますが、色も良く染める事ができ、楽しかったです!
写真は洗う前の様子ですが、洗うと緑の繊維が落ちるので少し色が青く薄くなります。
おわりに
いかがでしたか?
藍の葉さえあれば簡単にオリジナルTシャツが作れてオススメです。
叩き染めでオリジナルTシャツやハンカチを作って、家族や恋人にプレゼントすると喜んでくれること間違いなし。
皆さんもぜひ、藍の叩き染めにチャレンジしてみてくださいね!